「実は『SWEETS BOX』とコンビニを提携できないかなとか…勝手に思ってるだけですけど」と話すのはアンスリー店長の今井だ。
「大手コンビニチェーンには多くのサービスが揃っていて便利ですよね。でも我々は狭さという問題があるので、その部分で勝負しても勝てません。
逆に絶対に大手に負けないと思うのは、レジのスピード、売り場メンテナンスの力、行き届いた清掃。それはうちが集中して培ってきたので絶対的な自信があります」
一般的なコンビニエンスストアとは、求められているものが違ったということ。だから、磨きあげたスキルもそれに応じたものになった。
ならばこれからの展開として、大手チェーンの後ろを追いかけるより、自分たちにしかできない独自のサービスを突き詰めていく方に勝機がある。
「アンスリーはコンビニですけど、コンビニの看板を背負ってはいけないと思うんです。もっと独自の道を模索していくべきなんじゃないかと。
『SWEETS BOX』との提携とか、スーパーマーケット部門と協力して何かできないかとか、いろいろとアイデアはあります。大手にはできないことが、京阪ザ・ストアならできるはず。伸びしろがすごく大きいと思っています」と力強く語ってくれた。
「目の前のお客様を喜ばせよう」――そのシンプルだけれどゆるぎない一念が、京阪ザ・ストアの誇りである。そうして辿り着いたオンリーワンのサービスが、多くのお客様の心をつかんでいることもまた事実。沿線や関西といった地域的な制約などものともせず、これからも快進撃を続けていく。